認知症予防にも!外気浴の重要性と楽しみ方
秋の陽射しがやさしく降り注ぐ庭に、入居者の皆さまがゆっくりと集まりはじめました。

金木犀の香りがふわりと漂い、季節の移ろいを肌で感じるこの時間。スタッフの声かけに応じて、車椅子の方もベンチに座る方も、自然と笑顔がこぼれます。

「今日は気持ちいいねぇ」

「昔、庭でお茶を飲んだことを思い出すわ」

そんな談笑があちこちで聞こえてきます。外気浴は、単なる“外に出る”という行為ではありません。五感を刺激し、記憶を呼び起こし、人とのつながりを感じる——それは、認知症予防や精神的安定にもつながる、大切なケアのひとつです。

施設に入ると、どうしても屋内中心の生活になりがち。でも、こうして季節を感じる時間があるだけで、表情が変わるのです。
この日の外気浴は30分ほど。短い時間でも、入居者の皆さまの表情は明るく、会話も弾みました。スタッフも一緒に笑い合う穏やかなひとときでした。

季節を感じるイベントや外気浴を通じて、入居者の皆さまの“心の健康”にも寄り添っています。

あわせて読みたい


介護施設の外出レク|秋のコスモス園散策
曇り空ではありましたが、空気は澄み渡り、心地よい風が吹いていました。武庫川沿いに広がる「髭の渡しコスモス園」は、まさに秋の彩りが満ちる場所。入居者の皆様は、…
あわせて読みたい


高齢者の夜間ケアも安心|24時間対応の介護
「夜間の体調変化が心配で、施設選びに踏み切れない」そんな不安を抱えている方も少なくありません。実際に安心できる介護とは、どのようなものでしょうか。 ご家族の声…


