介護施設のケアカンファレンス|ご家族と支える多職種ケア

はじめに

介護付き有料老人ホームなどの介護施設では、入居者様一人ひとりに合わせたケアを実現するために「ケアカンファレンス(ケア会議)」が定期的に行われています。本記事では、ケアカンファレンスの目的や内容、多職種連携の重要性、ご家族様の声がどのようにケアに反映されるかについて詳しく紹介します。

目次

ケアカンファレンスとは

ケアカンファレンスとは、

  • ケアマネジャー
  • 看護師
  • 介護士
  • 機能訓練指導員
  • 相談員
  • 厨房職員

など、介護施設で働くさまざまな専門職が参加し、入居者様の状態やケア内容を共有する会議です。

ケアカンファレンスで行うこと

  • 入居者様の身体状況・生活状況の確認
  • 最近の様子や変化の共有
  • 問題点・課題の洗い出し
  • ケアプランの見直し
  • 医療・生活・心理面からの総合的な支援方法の検討

医療的な視点だけでなく、生活の質(QOL)や心のケアにも重点を置き、「その人らしさ」を大切にしたケアを目指します。

入居者様ご本人・ご家族の声を大切に

ケアカンファレンスでは、ご家族様からのご意見も非常に重要です。

よくいただくご家族様の声

  • 「最近、母が少し元気がない気がする」
  • 「もっと外に出る機会を増やしてほしい」
  • 「食事は楽しめているのか心配」

普段の面会時や近況報告の中で出た何気ないお話も、職員同士で共有し、ケアプランの改善に活かしています。 情報共有の流れ

  1. ご家族様からの相談・ご意見
  2. 各職種のスタッフへ共有
  3. ケアカンファレンスで検討
  4. ケアプランへ反映
  5. 改善結果を定期的にフィードバック

このように、ご家族様の想いをケアに反映できる仕組みが整っています。

多職種が連携できる環境が“質の高いケア”につながる

カルム泉佐野は「特定施設入居者生活介護」の介護付きホームであり、
ケアマネジャーをはじめ、看護師、介護士、機能訓練指導員、相談員、厨房職員など、幅広い職種が一つの施設内で協働しています。

多職種連携のメリット

  • 介護・看護・リハビリ・食事など、生活全体をトータルで支援できる
  • 入居者様の変化を早く察知し、スムーズに対応できる
  • それぞれの専門知識を持ち寄り、質の高いケアを提供
  • スタッフ同士の情報共有が円滑に進む

また、日々のコミュニケーションを通して、ご家族様の想いや不安に寄り添うことも大切にしています。
その何気ない会話が、より良いサービスにつながることも少なくありません。

まとめ

ケアカンファレンスは、単なる会議ではなく、
“入居者様の生活をより良いものにするための大切な時間”です。

入居者様とご家族様の声を丁寧に受け止め、多職種が連携しながら、
一人ひとりに寄り添ったケアを実現しています。

これからも、ご家族様に安心していただけるよう、
そして入居者様がその人らしく暮らせるよう、質の高いサービス提供に努めてまいります。

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