介護施設の衣食住ケア実例|秋冬の生活サポートと職員の工夫
秋から冬にかけての衣食住のケア

カルム泉佐野では、「衣・食・住」のすべての面において、できうる限り、個々の生活スタイルに合わせたケアを行うこと意識しています。
今まで生きてきた習慣を大きく崩すことなく、生活することは個人の尊厳を守ることにも繋がります。
ここでは、秋~冬にかけての衣食住のケアとして、大切にしていること、実施していることをそれぞれ「衣」「食」「住」に分けご紹介いたします。
「衣」― 気温差に応じた衣類の調整をサポート

気温差が大きい時期は「衣類調整」がポイント
9月に入りましたが、まだまだ残暑が厳しく、毎日暑い日々が続いていますね。
夏仕様のケアを引き続いて実施していますが、それでも朝晩の気温はそれなりに過ごしやすくなり、人によっては肌寒く感じる時期にきているのかもしれません。
気温差が出てくる時期ですので、入居者様の日々の体調管理をより意識していくのですが、衣類の調節が大切な時期となってきます。
入居者様に合わせた衣類の選び方
洋服の選択を、ご自身で適切に判断できる方はよいのですが、様々な状況から自身で判断しにくい入居者様もいらっしゃいます。
職員が判断し衣類の準備をする方もいれば、基本、自身で選択してもらい、状況に合わせて、声かけをしながら、衣類の調節をする方もいらっしゃいます。
今まで適切にできていた入居者様に、少しずつ「おかしいな」と職員が「気づく」きっかけになることも多いです。

「食」:旬を楽しむ献立と手づくりの温かさ

季節の味覚で「食べる楽しみ」を演出
続いて「食」ですが、食欲の秋とも言いますし、ごはんの美味しい季節ですね。
カルム泉佐野では、旬の食材を使った献立で季節を感じていただけるよう工夫しています。

取り組みの一例
- 旬の食材を活かした献立:秋はきのこやさつまいもなど、味覚を楽しめるメニューを提供
- 施設内の菜園活動:敷地内でさつまいもを栽培。収穫を楽しみに日々成長を見守ることで、食への関心や季節の実感につながります
- 行事食の実施:敬老会やお月見など、季節行事に合わせた特別メニューも提供

「住」:快適な空間と季節を感じる暮らし

室温・空調のきめ細かな管理
季節の変化とともにまず意識しているのは、室温、空調管理でしょうか。
過ごしやすい季節となりますが、季節の変わり目は「暑い」「寒い」の感じ方が人によって異なります。
心地よい暮らしを支える取り組み
- 冷暖房の切り替えを慎重に実施:急な気温変化にも対応できるよう調整
- 外気浴の機会を増やす:過ごしやすい気候の今こそ、屋外で季節の風を感じていただく時間を大切に
季節の変化に寄り添い、「自分らしい生活」を支える
これから冬に向けて、気温や湿度の変化が大きくなります。
カルム泉佐野では、衣・食・住のあらゆる面から入居者様の快適な暮らしを支え、心も身体も温まる時間をお届けしてまいります。



