施設でも“家族の行事”はできる|父の日イベント
「父の日、今年はどうしよう…」
「施設に入ったら、もう家族の行事はできないのでは?」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
私も、父が介護付き有料老人ホームに入居したとき、同じような思いを抱いていました。
けれど、6月15日(日)に行われた父の日のお祝いの会に参加して、その不安はすっかり安心に変わったのです。
午後2時。梅雨の合間の貴重な晴れの日。
施設内の多目的ホールには、男性の入居者様を中心に、女性の入居者様も交えて、にぎやかな雰囲気が広がっていました。

スタッフの方々が一人ひとりに丁寧に声をかけ、笑顔で迎える姿は、まるで家族の集まりのよう。

「今日はお父さんが主役ですよ」と声をかけられた入居者様が、少し照れながらも嬉しそうに笑う姿が印象的でした。

スタッフが手書きで用意したメッセージカードには、入居者様一人ひとりへの感謝の言葉が添えられていました。
「いつも穏やかな笑顔をありがとうございます」そんな言葉に、目を潤ませる方も。

介護という枠を超えた、人と人とのつながりを感じる瞬間でした。
この日のために用意された特別なプレートに「こんなに豪華なのは久しぶり」と笑顔がこぼれ、自然と会話も弾みます。

女性の入居者様も一緒に楽しみ、会場はまるで親戚の集まりのような温かさに包まれていました。

施設というと、「介護される場所」というイメージを持たれがちですが、実際には「人生を楽しむ場所」でもあります。
今回の父の日の会を通して、入居者様が主役となり、笑顔で過ごす姿を見て、「ここでは、人生の続きがちゃんとある」と感じました。
あわせて読みたい


母の日特別企画|抹茶と和菓子で午後のお茶会
5月12日(月)、午後2時。はなぐもりの空の下、私たちの介護付き有料老人ホームでは、食堂にて「母の日のお茶会」を開催しました。 この日、食堂にはふんわりと抹茶の香…

