はな通信NO61 令和3年 秋号

今年の夏は例年に比べ天候も異例ずくめ、長雨が続き、台風が福岡初上陸し、残暑は続きました。そしてそんな中、東京でオリンピック・パラリンピックが開催されました。コロナ禍で無観客試合で行われましたが、アスリートたちが培ったパフォーマンスを発揮しました。とくに今回若手の活躍が目立ちメダルラッシュの結果になりました。そんなアスリートたちの激闘を見て勇気と感動を与えてもらいました。 今年も残りわずかとなりました。年末に振り返り、今年はいい年だったなと思えればいいですね。 来年こそはコロナが収束し以前の生活に戻れることを祈るばかりです。

 

目次

初秋の思い出(R3.8~R3.10)

  • 作品展作品展

    1階ロビーにご夫婦揃って仲良く作品展の見学をしました。大きな習字の作品に大変感銘を受けたそうです。

  • スイカ割りスイカ割り

    今年の夏は暑かった!8月には暑気払いもかねスイカ大会。上手く当たったら拍手喝さい!みんな童心にかえって大盛り上がり♪♪

  • 敬老膳敬老膳

    本日は敬老の日。お赤飯に鯛。 紅白饅頭もついてました。大好きお饅頭を指さして 「これは最後に残しているの♪」とにニッコリ。

  • レクリエーション 【メイクアップ】レクリエーション 【メイクアップ】

    今日は特別におめかし!口紅を塗って爪には赤やピンクの彩り鮮やかなマニキュアを塗って楽しみました。

  • コスモスの前でコスモスの前で

    コスモスが見ごろに!入居者が作成した満開のコスモスの前で記念撮影♪

  • 本日のおやつ♪本日のおやつ♪

    ハロウィンにちなみ本日のおやつはカボチャどら焼き♪オリジナルデザートの出来上がり。皆さん笑顔でおいし~の声でした。

入居者コーナー

 青春の思い出

 

私は昭和4年生まれ、4人姉妹の二番目で7人家族の中で育ちました。実家は農家でみんなで助け合って生きていました。 学生時代は戦時中で小倉の軍事工場で兵器を作っていました。風船爆弾というもので和紙にこんにゃくのりをつけていました。実際に私たちが作った爆弾は海をわたりアメリカで使われていたそうです。

 

当時は「月・月・火・水・木・金・金」時代で休みなしで働いていました。まだ13、14歳なのに夜勤もしてました….働きづめで背中が痛くなり眠れない日々をすごしていました。今では考えられないことで、現代社会でいうような青春時代はなかった。 そして運命の日をむかえることに。小倉に大きな爆弾が落ちるということで、普段なら防空壕に避難するところを、それでは防げないと言われて山に全力で走って逃げました。山に着いた瞬間大泣きしました。それまで我慢していた何かが崩れ落ちたのでしょう。その日の天候は曇り、その大きな爆弾は小倉に投下されずそのまま長崎に。後でそれがあの原子爆弾だったことを知り愕然としました。そして私は命拾いできたが長崎の方々は大変お辛い目にあわれたということで大きなショックを受けました。それからお盆には終戦をむかえることに….その日も号泣しました。戦争が終わって安心より、負けてしまった事実にずっと勝てるとだまされ続けたことが悔しくて悔しくて…. その後私は20歳で両親からすすめられるままお見合い相手と結婚しました。結婚して中間に住み始めました。主人はおとなしく無口な人でした。モーターの設計の仕事をして家にいても仕事のことが頭がいっぱいな仕事人間で世間話をまったくしない人でした。でも仕事を引退してからは逆に世間の事が知りたいと話しを聞きたがりました。

 

そして、ご縁がありこの太宰府の施設へと来ることができましたここを終の棲家だと考えています。 私は青春を戦争にささげてきて、その時はつらかったですが、今振り返ってみると思い出になったし、あの頃の経験がその後の人生に大きな影響を与えたと考えています。

文、十塚 吉子様

                                                 

 

 

よもやま話

どうも皆様、こんにちは!執筆者の寿藤ひろまでございます。 長らく続いた残暑も終わり、徐々に下がる気温に身も心も引き締まる様な思いであります。秋は、どこか物悲しいイメージもありますが、私、寿藤ひろまは四季の中で、食事や読書が楽しめる秋が最も好きな季節です。

 

さて、今回のよもやま話は、日本の神、『イザナギ』についてお話しましょう。遥か昔、まだ日本が存在しなかった頃、天地開闢によって『イザナギ』という神が生まれました。『イザナギ』は妻であるイザナミと共に、多くの神を産み、この日本をも作り出したと言われています。『イザナギ』の目や鼻から神が産まれ、天沼矛で海をかき混ぜて国を作ったと言われますがさながら、現実味のない話だと思ってしまいますよね~。ですが、そんな大物の神様にも人間味に溢れたちょっと切ないエピソードがあります。 妻、イザナギが産んだ神の中に、『火之迦具神』という火の神様がいます。そして、この神を産んだ事によりイザナミは大火傷を負い亡くなってしまいます。『イザナギ』は妻の死をひどく悲しみ涙を流し、悲しむだけでは気が治まらず、妻に逢う為に黄泉の国へ向かったというのです。その覚悟たるや、まさに大物の神様の代名詞にふさわしいものです。 しかし、、黄泉の国で出会ったイザナミは変わり果てた姿をしており、その姿を見られたイザナミにより追われながら黄泉の国を後にしたといい伝えられております。 結局、二度と結ばれる事はなかった2人ですが、その大胆な行動と強い愛情には心を揺さぶられます。コロナ感染症で外出出来ない今だからこそ、『イザナギ』の様な相手を想う心を持ち、家族や様々な人と接していきたいですね~。

 

皆様は、今一番誰に想いを伝えたいですか?

  • 今後の行事予定

    11月 ・コスモス見学 ・お寿司を食べよう!(ひまわり) ・お寿司を食べよう!(あじさい) ・お寿司を食べよう!(コスモス) ・紅葉狩り
    12月 ・芋ほり ・おやつ作り ・ゆず湯(ゆず湯) ・チューリップの球根植え ・クリスマス会 ・餅つき
    1月 ・書初め  ・お菓子作り
  • 今後の行事食予定

    11月 ・郷土料理 ・誕生膳
    12月 ・クリスマスプレート ・誕生膳 ・年越し蕎麦
    1月 ・御節 ・七草粥 ・誕生膳 

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