はな通信ＮＯ56　令和2年 夏号

　　新型コロナウイルス感染症の猛威はとどまることを知らず、一旦終息に向かうと思われましたが感染者数は増加の一途を辿っています。
日頃からの感染対策は重要ですが、何より感染症に打ち勝つ体力が必要です。
７月２７日はスイカの日です。昔から夏の果物を代表する『横綱』と評されています。スイカには疲労回復、むくみが取れる、熱を冷ますなどの効果があり、「スイカを食べたら便所の前で眠れ」と言われるほど利尿効果が高く、腎臓病に効果があるそうです。これから夏本番へ向かいます。夏バテ対策をしっかりして元気に過ごしたいですね。

よもやま話

　皆様初めまして！私は総勢２０６の仲間達と手をつなぎ、体の中で働いていますが、私達が何かお分かりでしょうか？
ヒントとして仲間のうち小さな あぶみ君は背の高さ３ミリほどですが、だいたい君は約４５センチと大きくとても頼りになります。
ヒントその２として、皆様が赤ちゃんの時は仲間も３５０ほどいたようですが、赤ちゃんの成長に合わせてリストラや合体などがあるのでしょうか、やがてその数も２０６ほどに落ち着くようです。
なかなかの難問だと思いますのでもう少しお話ししますと、私たちは建物の柱のように丈夫で、内臓や器官をよろいのごとく守り、また支えています。
そして造血も重要な役目です。 もうお分かりになりましたね。
そうです！身体の大黒柱のような＂骨＂ちゃんです。
　世間では毎年春先に道路工事があり、真夜中の工事や通行止が当たり前になっています。
身体の『新旧入れ替え骨工事』も日夜 休みなく行われていますが、まさに神技とも言える 絶妙な工事なので「通行止」や「寝ていなさい」等の制限もありません。
すごい事ですね！なんでも３年ほどで身体中の骨が新しく生まれ変わる（更新される）とか・・・・ しかし、ここで大事なのは、使わないものは日々退化すると言う事実です。
　お若いころ開けられたピアスの穴がなくなったり、小さくなったとお気付きではないでしょうか？
　また健康の見本のような宇宙飛行士でもおきることですが、スペースシャトルや宇宙で数ヶ月間過ごし地球に帰還したときに、両脇を支えられながら降りてくる姿をご覧になったと思いますが、あれは足を使わない
無重力生活を続けたため、自力では急に歩けないのだそうです。
帰還後の身体検査で解明される「やせ細る骨や筋肉」は有名な話です。骨がスマートになるだけではなく筋肉もやせ細り、だんだん足腰が弱るのは困りますね。
さらに問題なのは、女性は妊娠や出産などでカルシウムを使い、不足してくるということです。
骨の半分はカルシュウム成分のようですが、これを体の大事な部分が優先的に使うため、カルシウム不足になった骨は軽石の状態になるという、ご存じの「骨粗しょう症」ですね。 日本でこの症状の女性はなんと男性の５倍もいるそうですからお気の毒だと思います。
　昔、米国で頭が重い、疲れやすい等の不調は鉄分不足だとして、ルーズベルト大統領が国策として鉄分補充を勧め、国民の体調不良が解消されたそうですが、朝食べる「シリアル」は磁石に吸い寄せられるほど鉄分が入っています。日本もこの「骨粗しょう症」が何とかなりませんかね。
私たち個人としては、「ベッドに寝たまま交互に足を浮かす」等の運動も良いと思いますが、幸いなことに＂はな太宰府＂では栄養も管理され「コグニ体操」も取り入れられてます。
これらを積極的に利用されてもっともっと元気で楽しく過ごされてはいかがでしょうか！