5月の熱中症にご注意を!|体調管理のポイント

皆様いかがお過ごしでしょうか。桜も終わり、つぎは「つつじ」や「藤」の花が見ごろになりますね。外出の機会が増える季節となりました。
そんな過ごしやすい季節に、意外と見落とされがちなのが「熱中症」です。
「熱中症って、真夏の7月や8月に起こるものでしょ?」
と思われがちですが、実は5月からすでに熱中症のリスクが高まっていることをご存じですか?

目次

熱中症とは?

熱中症とは、暑さが原因で起こる体調不良の総称です。特に、気温が高い日に水分補給を怠ると体温の調節がうまくできなくなり、さまざまな不調が現れる状態になります。

なぜ5月から注意が必要?

特に今の季節は真夏に比べて水分を取るのが疎かになりやすいようです。5月でも涼しい日もあれば最高気温が25℃以上の「夏日」になることもあるので注意が必要です。体もまだ暑さに慣れていないため、気温が高くなる日に活動する際には、体調に注意しながら適度に水分補給と休憩をとるようにしましょう。すでにご存知とは思いますが、屋外だけでなく屋内でも熱中症は起こります。春から夏への季節の変わり目、環境の変化に体が対応できるように、今から準備をしていきましょう。

熱中症予防のためにできること

水分補給をしっかりと

  • 1日の水分摂取目安は約1.2L(ペットボトル500ml 約2.5本分/コップ6杯)
  • 麦茶や水がおすすめ。スポーツドリンクもOKですが、糖分の摂り過ぎには注意!
  • のどが渇く前にこまめに飲む習慣をつけましょう。

食事からの栄養補給

  • 水分とともにミネラル、糖質、ビタミンB1を摂ることが大切です。
  • 3食しっかりと食べて、栄養バランスを整える。朝食も大切!
  • 食欲が落ちても、トマトやきゅうり、みそ汁など食べやすいものを選びましょう。
  • 疲労回復やエネルギー代謝に効果のある肉類、魚類、大豆製品、梅干しなどもおすすめです。

体力作りと十分な休養

  • 無理のない範囲で、日頃から適度な運動を。
  • 暑い日の過度な運動は避けましょう。
  • 睡眠不足も熱中症のリスクを高めると言われています。良質な睡眠を心がけましょう。

特に注意が必要な方

子ども、高齢者、持病をお持ちの方、薬を飲まれている方など。熱中症の症状が現れにくく、また症状を上手く伝えられないために、発見が遅れることがあるので注意が必要です。暑さを避けるよう配慮しましょう。

  • 暑さを我慢せず、エアコン使用
  • 暑い時には脱げるような服装を心がける
  • 活動する時間帯を考える

熱中症が疑われるときの対処法

  • 涼しい場所に移動する
  • 衣服をゆるめる
  • 首・脇・太ももの付け根を冷やす(保冷剤や冷たいペットボトルなど)
  • 経口補水液などで水分補給を行う

こんな症状は初期サインです!

  • めまい・立ちくらみ
  • 頭がぼーっとする
  • 足がつる・筋肉が痛む

さらに以下の症状が出た場合は、すぐに病院を受診しましょう。

  • 頭痛・吐き気・嘔吐
  • 強い倦怠感や脱力感

参考資料

  • 厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」
  • 普及啓発用リーフレット・ガイドライン等
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