はな通信NO71 令和6年 春号

今年は暖かい日が続いたのですが、例年より少し遅めの桜の開花となりました。
カルム太宰府の庭は、春の訪れとともに色とりどりのチューリップ、桜の花が咲いています。
今回の「はな通信 春号」では、2月の節分に始まり、雛人形の飾りつけ、おやつ作り等、皆様に大変喜んでいただきました。今後も入居者の皆さんと一緒に、レクリエーション活動や館内行事に取り組んでいきたいと思います。

レクリエーション②
おやつ作り
ホワイトデーには...
目次

初春の思い出(R6.2~R6.4)

鬼は外~!!”新聞で作ったボールを鬼めがけて投げていきます。一致団結されては鬼はひとたまりもありません。

皆で一丸となり鬼を退治したおかげで、鬼も反省した模様。。。一年間は大人しくしてくれるようです。

  • 円陣をつくり本日は風船バレーを楽しみます。ふわふわ浮く風船をテンポよく打ちリレーを繋げていきます。
  • レクリエーション②棒を使いレクリエーションを行います。長い棒のため力加減が難しく、ボールは右へ左へ。楽しい笑い声が響きます。
  • おやつ作り本日はおやつ作り。ボールに材料を入れ混ぜていきます。よく混ぜて。。。このひと回しが美味しくなる秘訣です。
  • ホワイトデーには…チーズケーキにジャムを好きなだけ入れます。あともう少しいれようかな。。。ジャムたっぷりオリジナルケーキの出来上がりです。

入居者コーナー

私の思い出

 私は北九州市八幡区の花尾町という場所で生まれました。
兄弟は7人いて私はその中の4番目。昔ながらの大家族のため、母は専業主婦としていつも慌ただしく働いていました。
私達兄弟も幼いながらに、焚き木を取りに山へと入る母の手伝いをよくしていたものです。
父は製鉄所に勤めていました。
そんな父は私が高等小学校を卒業する前に亡くなってしまい、私たちは母方の実家へと移ることになりました。
とても辛い出来事で暗く悲しい日々が続きましたが、そんな私が学校へと通えるようにと、亡き父がお金を残しておいてくれたことを知ります。
そのおかげで、私は女学校へと通い勉学へと励むことができました。

優しい父が残してくれた思いを胸に私は勉学に励み、女学校を卒業した後は役場の職員になりました。それから私は、役場での仕事を一生懸命に続けていきました。
私の頑張りはとても評価され、役場の職員から県庁職員への昇進も果たしました。
これも全て、愛と学びを私に与えてくれた父と母のおかげに他なりません。
そんな私も、主人と出会ったことで母と同じく専業主婦へとなりました。

主人は幼馴染でとても真面目な人でした。
元々は船乗りをしていた主人ですが、私との結婚を機に米軍基地の中で全労駐という職につきました。11種類もの免許を持っていた主人は英語も堪能でしたので、即日採用されたのです。
途中福岡に基地が移り転勤を挟んだりもしましたが、55歳になるまで一生懸命私たちのために働いてくれました。そんな真面目で優しい主人との間に3人の子供も授かりました。
3人とも主人に似ていて真面目な子達ばかりで、会社を経営したり作業服店を構えたりと、私も驚くほどパワーに満ち溢れていました。

今でも子供達は私の誇りであり、かけがえのない存在です。

文 松下 千枝子様

よもやま話

皆さんこんにちは!

今年の冬は暖冬ということでしたが、3月に入ってからは平年並みの寒さが戻ってきて、ぐっと冷え込みましたね。うっかり羽織物を忘れて寒い思いをした人もいるのではないでしょうか?
4月から少しずつ気温は上がってきますが、未だ油断できない季節です。防寒対策を忘れないよう、気をつけて過ごしていきましょう!

今回のよもやま話では春にちなんだ話題ということで「お花見」について話してみようと思います。
お花見というと広義的には「秋桜(コスモス)」や「向日葵(ひまわり)」といった季節毎の花見も含みます。
ですが今回は、はな通信の春号ということで、春の花見について話していこうと思います。

皆さんはお花見をしたことはありますか?
よく晴れた日の公園にシートを引いて、家族や友人と食事をとりながらのお花見。春風に吹かれ飛んできた花びらが、芝生の上を鮮やかに彩る。
そんな春の風情が詰まったお花見は、いつ頃から行われているのでしょうか?
日本における花見の起源はなんと奈良時代にまで遡ります。元々貴族の人たちが鑑賞していたとされており、当時の鑑賞花は中国から伝来した「梅の花」だったと言われています。今現在、春の代名詞とされている桜が見られるようになったのは平安時代からで、それまでの鑑賞花といえば梅の花だったそうです。
その証拠に奈良時代に作られた「万葉集」ではサクラを詠んだ歌が43首、ウメを詠んだ歌が110首であるのに対し、平安時代に作られた「古今和歌集」ではサクラを詠んだ歌が70首、ウメを詠んだ歌が18首と、見事に逆転しています。

今ではすっかり春を代表する花として桜が定着していますが、たまには奈良時代の人々のように梅の花を鑑賞してみるのも一興かもしれませんね〜

終わりに、「寿藤ひろま」がこれまで執筆しておりましたこの「よもやま話」を、今回で一旦締めくくりたいと思います。長きにわたってのご愛読に感謝を申し上げるとともに、皆様の健康とご多幸を心よりお祈りしています。
どうもありがとうございました!

  • 今後の行事予定

    5月 ・壁紙作り
    ・おやつ作り
    ・習字の会
    6月 ・紫陽花見学
     (予定を変更する場合もあります)
    ・作品作り(作品展用)
    7月 ・七夕(おやつ作り)
    ・習字の会
    ・入居者様作品展
  • 今後の行事食予定

    5月 ・端午の節句膳
    ・郷土料理
    6月 ・紫陽花弁当
    ・郷土料理
    7月 ・七夕御膳
    ・鰻御膳 (土用丑の日)
    ・郷土料理

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