はな通信ＮＯ58　令和3年 冬号

新年あけましておめでとうございます。 皆様におかれましては健やかな新春を迎えられたことをお慶び申し上げます。 昨年は新型コロナウイスルの影響により、ご入居者様ご家族様には大変ご不自由をお掛けいたしました。 はな太宰府におきましては、昨年に引き続き、本年も職員一同入居者様の健康と安全を第一に考え、感染予防に尽力して参りたいと存じます。今暫くご不自由をお掛けすることになりますが、皆様のご理解をお願い申し上げます。　

入居者コーナー

　は　じ　め　ま　し　て

明けましておめでとうございます。 私は大正１５年、大正天皇ご崩御の年に筑後の船小屋温泉の町で 生まれ９４歳になりました。船小屋は矢部川の辺り　緑豊かな小さな町です。 ＪＲ船小屋駅には新幹線も停まり、近くにはソフトバンク２軍選手の練習拠点もあります。 ソフトバンクが５０億円ほどかけた　それはそれはとても立派な施設のようですが何と 言っても厳しい練習の成果でしょう４年連続の日本一に輝きましたね。 私の主人は、大島炭鉱を経て池島炭鉱に移り、合わせて４０有余年、鉱業一筋に頑張 って６０歳まで勤めあげました。主人の定年後、この歴史の町太宰府へ住むようになり ましたが、月日の流れは早いもので太宰府暮らしも３０数年を過ぎ、私の自宅での一人 暮らしが大変になりましたので、意を決してこちら（はな太宰府）へ入居致しました。 入居当初は色々な事に戸惑い自宅へ帰りたいと思う事が何度かありました。 今はコロナ禍でもあり、一歩も外へ出る事も出来ず　（あ～自宅だったらお庭に出たり 時々はお買い物にも行けるのに・・・）と思い、日記に「私は籠の鳥みたい」と書いた事も あります。 その様な時、岡山のノートルダム清心学園理事長の渡辺和子シスターが出版なされた 『置かれた場所で咲きなさい』の著書を読ませて戴き、今いる場所を最高の居場所と 思うようになりました。 「出来なくなった事を嘆くのではなく、今出来る事に感謝し、一日一日を大切に」との シスターのお言葉を胸に、子供たちへ心配を掛けない様に、残り少ない人生を心豊かに 与えられた命を大切に過ごしたいと思います。皆様どうぞよろしくお願い致します。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　河　原　フ　サ　エ　様

よもやま話

またまた新しい年を迎えました。皆様おめでとうございます。 昨年は世界中がコロナに泣かされた年でしたが、こうして元気でいることを喜び合いたいものですね。 　さあ、今年は延期された東京オリンピックの開催となりますね。 前回の東京オリンピックは５７年前となるようですから、皆様が３０歳前後と思われますが、直接観に行かれた方がいらっしゃるのではないでしょうか？ 私などは、家族での引っ越しがあり、オリンピックなんかどこ吹く風と言うか、全く知りませんでした。 オリンピックの２～３年前は、炭鉱の町、飯塚もテレビが少なく、アンテナもちらほらでした。 このころ近所には、お金をとってテレビを見せる家があり、母からもらった10円で鉄腕アトムや名犬ラッシー などを白黒テレビで観ていたものでした。調べてみると、この頃は＇イザナギ景気＇とかで　３Ｃ（　カー、クーラー、カラーテレビ　）ブームだったようですが、　オリンピックを観るため急速にカラーテレビが普及したのでしょうね。 引っ越しで大阪へ向かう車窓から、だんだんアンテナの数が増えはじめ倉敷を過ぎた頃からトンボの大群のように見えたことを思い出します。　 皆様ご存知のように　〔オリンピックは平和の祭典〕と呼ばれていますがこのように世界がひとつになれば どれほど良い事でしょうね。 　　

　以前、この紙面に異星人と地球代表がロシアで会談すると書きましたが、先方からの条件として 「核兵器と原子力の完全廃絶」と「貧富の格差の廃絶」などが提示されているようですが、 『人類がこれらを解決するには早くても４００年はかかる』と伝えると、『納得できないがそれまでに 人類が滅亡しない事を祈る』と返答があり、次のロシア会談での進展は薄い様です。 また平和への努力どころか数年前は小惑星が地球に衝突するかも知れないと言う騒ぎがありました。 衝突の確率は低いと報じたにもかかわらず、国連加盟の日本を含む７～８ヶ国が、一万人の規模で 地球から逃げようと画策した機密の外交文書が外部に漏れて大騒ぎになったようです。脱出計画の名簿にはＤＮＡで選んだ一部のエリート、政治家、文化を継承できる者や家族など、 まるでノアの箱舟かＳＦ映画のようですね。国のリーダー達は我が身の事しか考えていないのかと思いますが、それらの人物を選んだのは私達となりますので、国民全体の責任でしょうね。 今、世界中がコロナで泣いていますが、何かの大きなちから、例えば神が与える 人類への警鐘かもしれませんね。知らない方がいいような事を書きましたが これから、より平和へと向かえばいいですね。