はな通信ＮＯ33　平成26年 秋号

今年の夏は暑かったですね。そして、あっという間に過ぎていきました。
「はな太宰府」では、９月に１０周年を兼ねた「はな祭り」を開催致しました。例年になく多くのご家族に、スタッフ一同やる気がみなぎり、見事なチームワークで「はな祭り」を終える事ができ、ご入居者、ご参加頂いた皆様に楽しんで頂けたのではと思っております。
１０周年を迎え、これからもより一層、皆様の支援に研きをかけていく所存です。今後とも宜しくお願いします。

故郷の思い出

私は、大正６年長崎県北松浦郡で生まれ、もうすぐ９７歳の誕生日を迎えます。
両親が百姓をしておりましたので、１７歳まで私も百姓を手伝っていました。
　　　
その後夫と結婚し吉松に出てきてからは、４人の子育てに専念しておりました。
昔は、ミルクもなかったので子供達は皆母乳だけで育てました。
夫は国鉄に勤めていたのですが、吉松にきてからは主人の休みのときに西公園に行くのが楽しみで、今でも時々ふと当時のことを思い出します。
私の里である北松浦郡は今は松浦市になっていますが、里から１里（４km）くらい下のところに大きな魚市場ができました。松浦は、上の方は山で下は海岸端ですが、私が小さい頃は両親と一緒によく海にみな採りに行ったものです
。
みなと言うのはさざえのような形をしてさざえより小さい貝です。
松浦では魚もたくさんとれています。福岡にも松浦市でとれた魚がトラックで運ばれてきており、松浦まで行かなくても吉松で里の魚が食べられることが嬉しいです。
娘が近くのスーパーで買ってきてくれた魚を見ると生産地に長崎県松浦市と書いてあり、里のところだととても懐かしくなります。
　私は、もうすぐ９７歳の誕生日を迎えますが、長生きの秘訣は笑顔です。好き嫌いをせずに何でも食べて、これからも毎日笑って朗らかに過ごしていきたいです。

吉本モミ様